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N° 36

Around Everyday Life

Nov 4, 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

義父 急逝

十月三十日の午前三時半くらい、ヨメが息子がぐずっているのをあやしていたところ、義父の急逝を知らせる一本の電話。半分寝ていた僕も、ただらぬ雰囲気に目を覚まし、信じられない現実を知り、崩れ落ちました。
気持ちは急くものの、金沢に着いたのがお昼前。お義父さんは伝えられた通り、息を引き取っていました。
全身病気持ちだったとは言え、早すぎる最期でした。十月の初めに金沢に帰った際も、以前より調子がいいと聞いていて、実際元気そう。息子のタイチも進んで抱っこしてくれていたのでホッとしていたところ。その時に撮った写真が遺影になるなんて。

Leica M8 Nokton 50mm F1.1, Kanazawa 2017

式などの段取りはあいねー(長女)夫婦がやってくれたので、実質何もしてないですが、こんなにも早く両親を送る側になるとは夢にも思いませんでした。
Apple Watchなどを使えば、義父の体調の異常に気づけたんじゃないか、できることがあったんじゃないかという後悔もあります。ただ、そこまで深刻な状態とは誰も思っていなかったので…。悲しく、寂しいの一言に尽きます。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

三姉妹とその家族、親戚のみなさん、そしてお義母さん、みんなわずかな時間の中でできることを頑張り、式も無事に終え、お義父さんを送り出すことができました。
まだ小さいお義父さんの孫たちがワイワイ騒ぐので、悲しんでいても、次の瞬間には笑っていて、終始和やかな雰囲気。子どもは本当に宝で、希望だなぁ。
通夜の朝、朝ごはんの準備をしていたお義母さんとヨメが「お父さんはインスタントコーヒーの開け口をいつもキレイに切っていた」と話していました。これからしばらくは、日常の節々で、お義父さんを思い出し、懐かしむのかもしれません。本当に寂しい。
お義父さんと毎日二回散歩していた峰っち。お義父さんがもう帰ってこないことに気づいているのかなぁ。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

僕は金沢に行くたびに、家に泊めてもらい、車のないときは送ってもらったり、迎えに来てもらったり、美術館に連れて行ってもらったり。すごくお義父さんにお世話になってきました。
妙成寺千里浜にも連れてってもらったし、ヨメがいない時にも、一緒に梅佳代の展覧会を見に行ったり、白洲次郎の展示も連れてってもらったなぁ。今思うと、結婚する前のことだしムチャクチャですが。
いつも優しいお義父さん。孫にはさらに優しくて、子どもをあやすのがすごくうまかった。
四十九日まではもう少し思い出に浸ろうかなぁと思っています。次行ったときはお義父さんの焼酎で献杯したいと思います。
お義父さん、ありがとう。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Noto 2017

塩に埋まる

岩崎貴宏さんの「小海の半島の旧家の大海」を見に行きました。割と周りに何もない大きな民家が展示場所です。背後に大きな杉の林があって、少し異世界感のあるステキな場所でした。
インスタレーションのある家の中は、また別の世界で、座敷が塩で埋まり人形やらタンスが浮かんでいて、ところどころ船が行き交ってました。これはとても迫力があって、物が塩に浮かんでるかのような見せ方が上手い。さらに写真が撮りたくなる、インスタ映えしそうな見せ方もスゴイです。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Noto 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Noto 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Noto 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Noto 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Noto 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Noto 2017

作品としてはとても面白いし、まんまと写真をいっぱい撮ってしまいました。でも、この作品の場合は、この後この家がどうなってしまうのか気になります。上から下まで塩は入ってないっぽい感じでしたが、かなり影響はありそう。割とディテールとか適当なところもあったし、宝湯とかとは真逆なアプローチな印象もあり、ちょっと考えさせられます。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Noto 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

JUEN

今回の芸術祭のメイン会場でもある珠洲エリアに移動。吉野 央子さんの「JUEN 光陰」を見に行きました。
このエリアは県外からの漁船も停泊する港町で、遊郭跡がスナック街になって活気付いているらしい。
JUENは、居抜きのまま残されたスナックを舞台にした作品です。手前側のお店の方から、奥の控え部屋、住居まで続いていて、空間の変化の面白さとその空間を活かしたインスタレーションが素敵でした。
特に、奥の控え部屋のタンスから出てくるサンマ(?)の展示は、暗い室内が海の中と重なり、美しい作品でした。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

住居部分の方は、手前の薄暗い「陰」部分とは対照的に、自然光が美しく差し込む空間でした。時代を経た建物に差し込む光って、なんか新しいものだと再現できないような気がします。
石川直樹さんの宝湯もそうでしたが、吉野さんも素材の活かし方が上手いなぁって思いました。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

宝湯

奥能登芸術祭で一番印象的な展示が「宝湯」でした。写真家 石川直樹さんの作品でもあります。作品でもあるというのは、ここの銭湯はまだ現役で営業を続けているそうです。
石川直樹さんの展示はタイトルを聞いたときは、それほど興味を持てませんでした。しかし、芝居小屋から温泉旅館となった歴史を、写真を通して伝え、空間としてもわかりやすく再現していました。また、写真を撮りたくなるような魅力的な空間・光を演出していました。
自分で写真を撮るだけではなく、空間を再構成して、写真を撮らせてしまう。そんな凄みを感じました。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

入り組んだ迷路のような建物の中に、広めの舞台と広間。裏側には年代物のボイラーがあったり、カラフルなかわいいタイルのお風呂があったり。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

もともと複雑な建物なのかもしれませんが、迷路のような空間を巧みに一周できるように導線が作られていました。最後には銭湯のシンボル、煙突の隣を通れるようになっていて、とても練られた奥深い作品でした。
こういう芸術祭ってお祭り感覚で、みんな新しいものを作ることが多いと思うのですが、既にそこにあるストーリー・魅力を見抜き、作品として伝えているところがとても魅力的。ものすごく満足感の高い作品でした。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

旧鵜飼駅

2005年に廃駅になったという、のと鉄道「旧鵜飼駅」。いい感じに朽ちた駅にアンティークな電車がインスタレーションされていました。電車も木の床だったり、扉の書体が懐かしかったり、いい感じでした。でも、のと鉄道とは縁もゆかりもない東京の電車みたいで…

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

奥能登芸術祭

日曜日は金沢からさらに足を伸ばし、奥能登芸術祭を見に行って来ました。雄大な自然と歴史のある風景を舞台に、様々なアート作品がインスタレーションされています。
以前、千枚田を見に行った際、途中の雄大な自然だったり、昔話に出て来そうな風景に感動しました。そんな風景がたくさん残っている「能登」を舞台にしている芸術祭ということで、ものすごく楽しみにしていました。アートを口実に、能登のいろいろな場所を巡ることができます!
やはり奥能登は遠く、数点しか回れませんでしたが、期待通り奥能登の風景も堪能でき、風景に負けない見ごたえのある作品も多かったです。共通パスポートが2,500円なのですが、その金額以上の価値を感じる、充実した時間でした。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

見附島

奥能登芸術祭、一つ目のスポットとして行ったのが「見附島」です。もう本当に大きな船か軍艦のような形の島が圧巻でした。
ここにも、アート作品が展示されてましたが、ゴミとか漂流物のように見せた展示だったこともあり、完全に見附島の迫力が優っていました。
もう少し島まで近づきたかったのですが、息子を抱っこして歩くには危険だったので途中で断念。今は登っていくことは困難らしいですが、島の中には神社もあるらしいです。
ガイドブックには空海が見附島を見つけた説があると書いていました。これだけデカかったら誰でも見つけられそうなので怪しいですが、世に広めたのは空海なのかもしれません。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

作品としてインスタレーションされているものだけでなく、そこにあるもの一つ一つが意味あるものに見えて、注意を向ける。そんなアートイベントの醍醐味を存分に味わえる奥能登芸術祭でした。
しばらく奥能登の写真が続きます。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

撮れ高問題

週末、ヨメを実家に送って、のんびり気分転換と静養してもらうハズが、今日は思いの外、遊んでしまって充実した週末になってしまった。
写真も、猛烈にいっぱい撮れ過ぎた。写真がたくさん撮れすぎると、更新が追いつかなくて、結果止まるという負の連鎖にならないようにしなければ。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

アルバムの再現

実家でヨメファミリーのアルバムを久しぶりに見て、息子と同じくらいの頃を再確認。僕の小さい時にも、ヨメの小さい時にも、どちらも似ていました。
近くの公園で撮った写真があるということで、せっかくなので行ってみました。
城北公園という名の公園は、とてもいい雰囲気で、謎の相撲場もありました。が、アルバムに写っていたブランコはもうなくて、アルバムの再現は叶いませんでした。
もう25年くらいは経っているので耐用年数とか考えると、なくなっていても仕方ないですね。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

昔のアルバムと見比べて見ると、大きな滑り台にもゴツい柵が付いていたり安全性に過敏な感じはします。今、考えると昔は使い方次第では、大ケガしそうな遊具がいっぱいあって、それで力いっぱい楽しく遊んでました。
確かに子どもがケガするかもしれない遊具は困るけど、何でもケガするリスクはありますよね。全てではなくても、親子二世代くらいで遊べる遊具があった方がしあわせそうな気がします。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017
金沢の実家

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

金沢の実家

台風の影響で一週間遅くなりましたが、ヨメの実家である金沢に来ています。気分転換に息子とヨメは一週間ほど、このまま滞在予定。
いつもキッチンで使っている進入禁止のゲートを、転落防止に階段前に設置。昔、姪っ子が生まれた頃に、同じ場所に付けられていた進入禁止ゲートを思い出しました。あの頃は峰っちが上まで上がって来てたんだなぁ。でも2011年…もう6年前。時間が経つのは早いですね。

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

Leica M8 Summitar 5cm f2, Kanazawa 2017

スコップ

Leica M8 Voigtlaender COLOR SKOPAR 35mm f2.5, Kanazawa 2016

先日のヨメと息子を迎えに行った際に乗った金沢の路面バス。さすが雪国、バスにはスコップが常備してありました。

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